唐突ですが・・
来月85歳になる母が65歳になるまで
私にとって母は、
世界で一番嫌いな人でした。
父が肺がんで他界した数年後
65歳で乳がんになった母は
友人が同時期に乳がんから
肺に転移し他界したこともあり
かなりナーバスになって
自身の母(私の祖母)の
葬式に行かないと言ったりして
そんな母が本当に嫌いでした。
でも
ある事実を聴いて・・・
母には、私が思い込んでいたのとは
違う面があることを知りました。
父の最期の1か月・・・
「家で死にたい」という父の願いを叶えるために
自宅で24時間看護を続けた母が
体重35キロ体脂肪率16%をきって
病院から強く
「母も」入院を薦められていたのに
最期の瞬間まで24時間看護をした事実を。
私に言わなかった理由を聞いたら
「まどかには、無理だったし
お父さんの最期のお願いだったから」
とサラリと答えた。
当時、私は重度の喘息を患っていて
かかりつけの病院から15分以上
離れた場所に行くことを止められていました。
あの時
この話を聴いていなかったら?
20年経った今も
「世界で一番嫌いな人」のまま
母を知ろうともせず
私にとって母は
自分勝手で贅沢三昧の我儘な人。
そう・・・
家族だろうが知人だろうが
私達は思い込みでいっぱい。
だから
深淵を知ろうとしない限り
どれほどの時間が経過し
歳を取っても知ることはできない。
モチロン、自分についても同じですよね。。
この週末は・・・
「自分と時間」について
想いを馳せてみては如何でしょうか?
あなたの知らなかった
「何か」が
浮かび上がってくるかもしれません。
今日も最後まで読んでくださって
ありがとうございました。